東京の新宿・歌舞伎町の悪名高いぼったくりが激減しているという。警視庁がまとめた「ぼったくりに関する110番通報」は、1月(2015年)の198件からどんどん増えて4月には341件、5月も337件だった。しかし、6月は131件とヘリ、7月はわずか45件だった。いったい何があったのか。
4人で2万円のはずが50万円請求
ぼったくりとひとくちにいうが、被害の程度が半端じゃない。4人で1時間2万円といわれて入った店で、請求されたのが50万6000円。請求書を見ると、最初が4万円、追加が28万円、これに「BOY CHARGE」「HOSTESS CHARGE」「BOTTLE CHARGE」「RESERVATION CHARGE」がそれぞれ10%で、さらにTAX8%ときたもんだ。
店の従業員は「あの人たちは大変でしたよ。毎日ATMにお客さん連れて行って、逃げないように後ろから2人ついていって。毎日ですからね。お客さんがかわいそうで」と悪びれもせずにいう。
「なんでそんな店にはいるの」といいたくなるが、とにかく被害が絶えないのだ。VTRを見ている青木愛(元シンクロ選手)はなんだか嬉しそうだが、武井壮(元陸上選手)は深刻な顔で見ている。
110番通報で警官と弁護士が駆けつけ店側と交渉
要するに、警視庁が本腰をいれたということらしい。「POLICE」「警視庁」と大書した赤い派手なチョッキを着た警察官が連夜パトロールして、注意を呼びかけるチラシを配ったり、「客引きは100%ぼったくりです。絶対についていかないように」と大看板も立てた。
「歌舞伎町ではキャバクラ店でのぼったくりが多発しています。高額な料金請求や悪質な取りたてをされた場合は、すぐに110番してください」と絶え間なくアナウンスもしている。6月には6店をいっせいに摘発した。
これと連携して、東京弁護士会も「ぼったくり110番」を開設して、お助けに応じるほか、随時パトロールして注意を呼びかける。「110番」があれば、警察官と一緒に店に駆けつけて、店側との交渉にあたることもあるという。
上重聡キャスター「弁護士の皆さんの活動も功を奏した」
菊地幸夫(弁護士)「そうですね。警察もこれまでは民事不介入的だったが、異常すぎるというので本気を出した。弁護士への相談は無料です」
上重「そういうところへいかないことですね」
菊池「『社長!』という呼び込みにはついて行かないこと」(爆笑)
意外や湯山玲子(デイレクター)が「この夏、歌舞伎町によく行くんです」という。「ゴジラです。ホテル中心にすごくきれいで明るくなった」
女はそうでも、男は哀しい。激減したといいながら、7月はまだ45件もあったのだ。ほかに遊ぶところはいくらもあるだろうに。