熊本市でごみ収集を担当する市職員が、有料のごみ袋を使わず、自宅のごみを処理施設に勝手に持ち込んでタダ捨てしていた。なかにはごみの番人を自称して市民に捨て方の指導・啓発する「啓発推進班」の職員もいた。
自宅のごみを不正に持ち込んで処理していたのは熊本市西部クリーンセンターの職員20人で、ほかにも業務中にごみ収集車を使って卓球台を回収して自分たちの遊び用に使っていた。
クリーンセンター所長「以前からの習慣で、悪気はなかった」
ごみ袋(大)は1枚35円。市民は週2回の可燃ごみ、1回の不燃ごみを出すのに最低105円はかかる。粗大ごみには別個の代金の支払いも求められる。職員はこれを免れていたわけだ。
クリーンセンターの藤木雄一所長の弁解がまた呆れる。「(ごみ回収が)有料化する6年前より以前からの習慣で、悪気はなかったと考えている」
司会の羽鳥慎一「ルールを推進する人たちがやっていたというのが、一番悪いですよね」
コメンテーターの菅野朋子(弁護士)「『悪気がなかった』というのが問題。どういう認識だったでしょうかね」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト