東京はきのう4日(2015年8月)、統計開始以来初の5日連続猛暑日を記録したが、きょう5日も更新の見込みだ。炎天下では車の中の温度が急上昇し、思わぬ事故になる。
炭酸飲料缶も破裂
きのうの真昼、「あさチャン!」のスタッフが35度を超える都内の駐車場の車のエアコンを切り、閉め切った車内の温度変化を赤外線カメラで計測した。青、緑、オレンジと変わり、直射日光が当たるダッシュボードは約15分後に赤になり75度を超えた。
高温の車の中で危ないのは飲み物だ。置きっ放しにしていた炭酸飲料缶が破裂し、車内に飲み物が飛び散った例がある。ダッシュボードにスプレー缶を置く実験をすると、すさまじい爆発力でフロントガラスにヒビガが入った。
このほか、お守りやぬいぐるみなどに付いた吸盤が虫眼鏡のように太陽光を集め、座席などから発火する危険性がある。水の入ったペットボトルでも同様に発火する可能性があるという。
出かける前に水かけろ
日本自動車連盟の土井敏之さんは「車はいろんな角度から太陽光が入ってくる可能性がありますので熱くなりやすい。むやみに車内に物を残さないことが大切です」といっている。
車内の温度を下げるためには、(1)出発前に屋根やボンネットに水をかける(2)エアコンを入れる前に、窓やドアを開けて中にこもっている熱い空気を入れ換えることが効果的だという。
司会の夏目三久「きょうは全国的に猛暑日が予想されていますので、くれぐれも注意してください」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト