「粉雪の日本は魅力的だ」「やっぱり北海道かな」
すでに国民の間でスキーブームが起こっているという。スキー人口は2000万人といわれ、スキー場も各地に作られている。東京などでいわゆる「爆買い」をする中国人観光客のなかには、スキー用品をそろえてスキー場へ直行する人もいるんだそうだ。スポーツ用品店では「ここ2年くらいで増えた」という。
北京の五輪が決まり、この冬は日本各地のスキー場で中国人観光客の「爆滑り」などということもありうる。いや、絶対のそうなると踏んで、早くも動き出すところもでている。長野五輪でメーンになった志賀高原。これまで中国とは縁薄かったが、張家口のスキー場と情報交換をして、中国人観光客に期待している。志賀高原は温泉だってあるから強い。
中国人観光客に聞くと、「中国は人工雪だから粉雪の日本は魅力的だ」「やっぱり北海道かな」などという。中国政府はスキー人口を3億人くらいにしたいといっているそうだ。何をやってもケタが違う。
上重聡キャスター「北京に決まったとき、雪のイメージがないのでちょっとびっくりした人は多かったですよね」
高橋真麻(フリーアナウンサー)「人工雪でも、オリンピックの選手がやりやすければいいなと」
川村優希(医師)「2000年にはスキー人口はたった1万人だったのが2000万人ですからね。五輪でまた加速するのは日本にとってもチャンスですよ」
坂口孝則(経営評論家)「2020年から22年には、中国人観光客が1000万人を超えるという試算もあります。22年は習近平さんが次の政権に橋渡しをする年で、GDPでアメリカを抜くのではないかともいわれています」
何が起ってもおかしくない中国。いいことだけに願いたいものだ。