チューインガムで急成長しハンバーガーチェーンやプロ野球球団
ロッテは戦後間もない1948年、武雄氏が創業し、チューインガムで急成長し、銀座コージーコーナー、ハンバーガーチェーン、ドーナ ツ・チェーンを展開し、プロ野球のロッテも持つ。従業員4500人で売り上げ高は4000億円だ。武雄氏は出身の韓国に手を広げ、ロッテワールド、ホテル、百貨店、商社、建設会社、石油化学会社を擁し、韓国財閥の5位になっている。
兄弟はともに青山学院大卒で、宏之氏は三菱商事で10年務めている。昭夫氏は米コロンビア大に学んだあと野村証券に入っている。ロッテでは宏之氏が日本事業担当、昭夫氏が韓国担当だが、事業規模では日本の4078億円に対して、韓国は約9兆円と大きな開きがあった。
司会の小倉智昭「何なんでしょうね」
ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)「家族、世襲経営の企業というのは、成長、安定期はいいが、衰退期に入ると大きなトラブルというのは歴史が物語っています。韓国はいま財閥再構築の段階にあり、経営ぐらつきはロッテだけではないという感じがしますね」
小倉「売り上げは韓国が圧倒的ですね」
中瀬ゆかり(「新潮社」出版部長)「ねじれがありますね。韓国では他の財閥でも、後継では骨肉の争いはある。宿命みたいな」
小倉「重光さんはいったん長男を追放しておいて、今度は長男に巻き込まれたようなてん。なんなんでしょうね。お年が関係あるのかなあ」
森本さやかアナ「(兄弟)それぞれ長けてるところがあるんだから、うまくできそうなものですがね」
小倉「韓国のドラマには財閥の話が多いので、(韓国メディアが)連日とりあげれるのはわかりますね」