愛知県碧南市に「足長おじさん」が現れた。ふるさと納税制度を使って、市内にある児童養護施設「オリーブ」の子供たちを地元の遊園地「明石公園」に招待したという。
「オリーブ」にはさまざまな家庭の事情で2歳から17歳までの51人が暮らしている。貸し切りになった遊園地で子たちは1日遊びまくった。
粋な足長おじさんはだれ?
「オリーブ」の廣瀬貴雄施設長が言う。「小さな公園で遊んだことはあるでしょうが、遊園地が初めてという子も何人かいたと思います。遊園地に行く前は『ジェットコースターが怖い』と言っていた子も乗ってみたら印象が変わって、体験して成長できるということを味わわせていただきました」
この足長おじさんは誰なのか。今年3月(2015年)、ふるさと納税で100万円を寄付した市内在住の男性ということだが、実名について碧南市は「ご本人の意向で明かせない」としている。
愛知県碧南市に住む会社経営者
「ニュースアップ」コーナーがさらに取材してみると・・・。「この男性は市内在住の会社経営者で、これまでも国際機関やNPOを通じて国内外で子供たちの支援してきた方でした。今度は地元の子供たちを支援したいと思っていたところ、ふるさと納税のプランを知り、『これだ』と思ったそうです。この計画、一時は台風の影響で中止になりかけましたが、子供たちが大小100個のてるてる坊主を作って、当日は快晴になったそうなんです」(小松靖アナ)
吉永みちこ(作家)「子供たちにとって凄くいい思い出になったでしょうね。将来、辛いことがあるかも知れないけど、それでも思い出が力になるかもしれない。ホントに素晴らしいお金の使い方ですね」
ビレッジマン