日本屈指の岩壁、北アルプス屏風岩できのう30日(2015年月)、遭難した2人の男性が救助されたが、垂直に近い壁だけにヘリコプターによる吊り上げも簡単にはいかず、標高2500メートルで救出ドラマが繰り広げられた。
山岳救助隊も命がけの標高2500メートル
おととい、登攀中の62歳の男性がスリップして宙吊り、支えていた64歳の男性も動けない状態になった。屏風岩600メートルの岩壁のほぼ中央だった。
ヘリが出動したものの悪天候で救出できず、2人はそのまま一夜をすごした。明けてきのう朝、長野県警の山岳救助隊が屏風岩の山頂から下り、ヘリも接近してまず64歳の男性を吊り上げたが、もう1人にはヘリも近寄れない。結局、ロープで150メートル引き上げたところでヘリに収容された。
「経験が浅かった」で登っていい山じゃないぞ
2人は滑落で軽い打撲を負っていたが、他に別状はなかった。はじめに救助された64歳の男性は「腕が片方動かなくなって。もう1人は経験が浅くて、精神的にもショックを受けていると思う」と話した。「とくダネ!」は気にも止めなかったようだが、経験が浅い人が登るようなところではない。
司会の小倉智昭「ふたりとも無事でよかった。救助する側も命がけですよね」
木下康太郎リポーター「日本でも有名な岩壁です。こんなところを登るの?というような」
救助隊員も「自分の体力、知識、経験に見合った山を選んでください」も話していた。昔は登った。だから30年経っても登れる。しかし、身体は60歳。この現実認識が狂ってる人が実に多い。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト