礒崎陽輔首相補佐官(参院議員・総務省出身)が講演で「「考えないといけないのは、我が国を守るために必要な措置かどうかで、(安保法制の)法的安定性は関係ない」と発言した問題で、来週3日(2015年8月)の参院安保特別委員会に参考人として招致することが決まった。
法的安定性というのは法律としての解釈が広く定まるということで、礒崎発言は時の政権によって憲法解釈をくるくる変えてもいいのか、その是非をめぐって参院での本格論戦が始まる直前に飛び出した。
「安保法制は法的安定性関係ない」時の政権によって解釈変えていい?
野党からは「法の支配という観点から行政に携わる資格はない」と礒崎補佐官の更迭を求める声が高まっている。安倍首相にしてみれば、前方ばかりか後方からも鉄砲玉が飛んできて守るのにてんやわんやといったところだ。礒崎補佐官は5人いる首相補佐官の1人で、今回の安保関連法案の作成に中心的に関わってきた人物だ。
コメンテーターの前田浩智(毎日新聞前政治部長)「そうした立場の政治家が憲法を頂点とした法秩序をないがしろにする発言をした以上、国会招致は当然ですね。(野党は)発言の真意をしっかりと質してほしい」
文
モンブラン