パリコレのモデルから橋下徹チルドレン
と、ここまでならまだ「認識不足」で済んだかもしれないが、車種がいけなかった。最高級クラスの「レクサス」。最上級車種だと1500万円もする。「政治の勉強もしたことのない私を選んでくださった。期待にこたえるよう失敗を恐れず頑張っている姿を見せ続けたいなと思っています」(ホームページ)というのだが、この失敗はまずい。
大阪市の担当者は「資産の形成になるような支出は認められませんが、車種の制限はありません。(有権者に)理解いただけるかどうか、議員さんの判断になります」と説明している。大阪市民は厳しい。「いい車でんなぁ」「公私混同は許せない」「議員てもうかんねんなぁ」
事務所からは「今後は市民のご理解をいただける車種に替えたいと思っています」という回答があった。
佐藤市議は21歳でモデルになり、パリコレにも出たほか、CMなどでも活躍した。政治にまったく関わりがなかったが、橋下徹大阪市長の「大阪を変えよう」というスピーチを聞いて、「私も一緒に変えたいと思った」という。11年4月に初当選して、現在2期目だ。
大阪市議は報酬の約1350万円と政務活動費約600万円が支払われている。「下げたる!」の公約は当選したら忘れてしまったか?
司会の小倉智昭は「これまで『美人議員』というと身を乗り出して見るんですけど、期待を裏切られることが多かったんですが、この方はホントにきれいですよね」(笑い)と話しを降ったが、リポーターの田中良幸はニコリともせず、「維新の会が政務活動費を公開しようと調べていて明らかになったんです。報道各社も送られて来た文書で知りました」
小倉「何が問題なの?」
田中「リースとローンを間違えていたこと」
木暮太一(経済ジャーナリスト)「レクサスかどうかはあまり関係がないと思います。それより、意図的だったのかどうか。本人の口から聞きたいですね」
橋口いくよ(作家)「美人だから話題になって、普通の市議だったら話題にならないのかなぁ」(爆笑)