宮内庁はきのう29日(2015年7月)、皇后さまが先月末ころから胸の痛みを訴えられ、心電図検査の結果、心筋虚血の疑いがあると発表した。心臓を支える冠動脈が細くなり、栄養分や酸素を十分に届けられなくなって心臓の筋肉が障害を受ける状態をいう。胸や喉が苦しくなる。
公務は普段通り
フジテレビ皇室担当の橋下寿史編集委員によると、皇后さまが最初に胸の痛みを感じたのは6月末ということだが、その後の様子をみても、それらしい仕草を示したり休んだりとかはなかったという。
今週月曜日(27日)には、名古屋で開かれた国際第四紀学連合の大会に天皇陛下とともに出席された。見たところ普段と変わりはなかったが、先をいく天皇陛下が皇后陛下に手を差し伸べたり、細やかに気遣われる様が随所でみられた。
12年に天皇陛下が心臓の手術を受けられた時には、皇后さまは病院に泊まり込むなど献身的に支えられた。天皇陛下は「皇后が常に私の立場を尊重し、寄り添ってくれたことに安らぎを覚え・・・、幸せだったと思っています」と感謝を述べていた。
8月は戦没者慰霊祭など行事目白押し
きょう30日も宮中三殿で儀式が行われるが、皇后さまはこれには欠席する。病気のためではなく、前々から決まっていたことで、その後の公務の変更はないという。ただ、テニスなど心拍数が上がるような運動は控えることになりそう。来月9日に東大病院で冠動脈CTスキャン検査を受けられる。
司会の小倉智昭「ちょっと心配」
武藤まき子リポーター「痛みの方は今のところ治まっているということです。あくまで疑いで、検査次第ということになります」
小倉「8月は戦没者慰霊祭があって、70年の節目でもありますよね」
武藤「9日の検査はそうなかで選ばれたのだと思います」
橋口いくよ(作家)「今は健康な人でさえ外に出ると体調を崩したりするんですから」
小倉「ご結婚からずっと拝見してきましたから」
武藤「最近の天皇陛下が皇后様を気遣う様を拝見すると、絆を感じます」
小倉「まだまだ暑いです。両陛下ともお大事になさってください」