米国・サンタモニカ空港は滑走路延長でリスク低減
小型機墜落事故の取材を続けている平間一彰記者が言う。「調布飛行場は発着回数を減らすことで安全を担保しようとしていて、その結果、ピーク時より2割ほど発着数は減っています。ただ、実効性については疑問の声が上がっていますね」
国谷裕子キャスター「どういう安全対策が取られるべきだと思いますか」
平間記者「たとえば、アメリカ西海岸・サンタモニカにも小型機が発着する空港がありますが、ここは滑走路の長さを比較的長くとっています。そうすることで、万が一、離陸した直後にエンジンのトラブルがあったとしても、空港内に不時着できるという対策をとっています。
調布飛行場は平成13年に逆に滑走路の長さを1000メートルから800メートルに縮めているんです」
そこまでして調布に飛行場を維持する必要性とは何なんだろう。
ビレッジマン
*NHKクローズアップ現代(2015年7月27日放送「小型機がなぜ住宅に」)