「慣熟飛行」とは聞き慣れない言葉だが、おととい26日(2015年7月)、東京・調布の民家に墜落した小型機は、飛行目的を慣熟飛行として届けが出ていた。しかし、実際は「遊覧飛行」ではなかったのかという疑いが出ている。
「実際に訓練のための慣熟飛行という届け出でありながら、そうじゃない遊覧飛行であったとすれば、届け出様式などさまざまな問題が出てくるので、それは改善しなといけない」
調布飛行場を管理している東京都の舛添要一知事はきのう27日、このように述べた。
東京都は調布飛行場の遊覧飛行禁止
調布飛行場は住宅地が近いことから遊覧飛行は禁止、小型機のような自家用機については慣熟飛行しか認めていない。慣熟飛行とはどういうものなのか。調布飛行場で同じタイプの小型機を操縦した経験のあるパイロットに聞くと、「フライトの期間が空いている時に技量を維持したり、不慣れな所を飛ぶ場合によく情報を知っている方と一緒に乗って指導を受けたりして飛ぶようなことをいいます」と説明する。
墜落した小型機は川村泰史機長(36)のほか4人が同乗していたが、本当に技量維持や指導を受けるための飛行だったのかという疑問があるわけだ。
司会の加藤浩次「いずれにしても、事故原因の究明、再発防止対策をしっかりしないと、住民の方は納得できないと思います」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト