保安距離十分取らずに斜め打ち
富士市の花火は「日本一近くで見られる」が売りだった。静岡県の基準では、斜め打ちは30メートルの保安距離をとることになっていたが、それより近すぎたということか。ある花火師は「斜め打ちで30メートルじゃ短いよ。静岡の解釈は甘すぎる。客に火を向けちゃいけない」という。東京都は斜め打ちそのものを禁止している。真上に打ち上げるだけだが、それでも保安距離は40メートルである。
司会の小倉智昭「観客との距離が近いと、大きい玉は上げられないが、小さいものを数多く派手にできるのかも」
取材した阿部悦子レポーター「すごく近いなと思いました。30年続く大会で、間近で見る迫力が人気だったんです」
事故のあった「富士山スターマイン」は毎年の呼び物だったので、観客は「あれおかしい」「横に低い」と思ったという。
小倉「やはり主催者の考えが甘かったか」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト