「きょう24日(2015年7月)は土用の丑の日なんですね。全国のうなぎ屋さんが一番いそがしい日じゃないでしょうか」 司会の羽鳥慎一がうなぎの話題を取り上げた。都内の老舗うなぎ店では朝3時から仕込みをはじめ、きょうだけで1500人分を売り切るという。
住人「生まれてこの方、いっぺんも食べたことない」
ところが、岐阜県の郡上市美並町粥川地区では土用の丑でもうなぎは食べない。いや、1年通して絶対食べない。「住民は古くからウナギは神のお使いとして大切に保護し、現在も食べることはありません」と看板を立てるほどの徹底ぶりだ。
住民も「絶対に食べません。タレも食べません。箸もつけません」「うなぎの味はいっぺんも知らない。全然知らない」と話す。
なぜなのか。1000年以上前にさかのぼる。鬼が村で悪さをしたときに、ウナギが鬼退治の武士を鬼のいる場所に案内して、見事退治につながったという伝説があるからだという。