「泥酔、死亡した東大生の両親が提訴しました」(司会の夏目三久)
3年前の2012年7月、東京大のテニスサークルのコンパで2年生の高原滉さん(21)が焼酎を飲んで意識不明となったが、他の学生らは約4時間も放置し、救急車が到着したときには急性アルコール中毒で死後約2時間がたっていた。参加していた学生の多くは「警察がくる」とその場から立ち去っていた。
父親「救急車を呼ばず、大半の者が逃げてその場にいなかった」
このコンパは「マイムマイム」を歌い踊りながら学生が焼酎をラッパ飲みし、残った焼酎をコンパ長が飲み干すもので、毎年のように学生が救急搬送されていた。高原さんはコンパ長で、残った酒を飲み干す役だった。
「あさチャン!」が新聞記事として伝えたところによると、コンパ参加者のうち10人は高原さんの両親に謝罪し1人当たり240万円を支払うことで和解したが、21人が和解に応じなかったため、両親は総額1億6920万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。父親は「大半の者が逃げてその場にいなかった。そういう状況で本人はさびしかったと思うんです。大学生の飲酒事故が後を絶たない。われわれで最後にしたいと考えたえました」と話している。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト