お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔(34)へのストーカー行為で、24歳の女子大生が逮捕された。村本はツイッターで「人混み、夜道、いつか刺されると思っていた」と訴えていた。
直接の容疑は、この3月(2015年)ころからの待ち伏せなどのつきまといに対する「ストーカー規制法違反」だが、実際に始まったのは約2年前からだった。村本は「ス、ストーカーがいる!!!! 昨夜、うちのポストに青いバラが入ってた!!!気持ち悪!! 会社と警察に相談や!!!」(2013年11月25日)と書いていた。
この年の「THE MANZAI」で優勝した後だった。12月4日には「ストーカーの人は自分がストーカーだと気づかないのだろうか。嫌がらせをすることが愛なのかい? 哀しいねぇ」。翌5日には「きのうの夜はうちに帰ったら黄色い向日葵と不気味なメッセージとチョコレートが投函されてました」と書き込んでいる。メッセージは「退屈させないでね」だった。
「刺されると思って」警察に被害届
村本はこのため数回の引っ越しを余儀なくされ、警察に相談して女には警告も出されていた。しかし、仕事場で待ち伏せるなどのストーカー行為は止まず、今月(2015年7月)中旬に新宿署に被害届けを出した。「刺されると思って」(きのう21日のツイッター)
著名人へのストーカー行為はたびたびある。2008年には卓球の福原愛さん(当時19歳)に試合会場で20代の男が婚姻届にサインを求めた。昨年11月にはタレントの眞鍋かをりさん(当時34)にブログで「殺すぞ」などと脅した39歳の男が脅迫容疑で逮捕されている。
逮捕された女子大生は大筋で容疑を認めているという。村本はきのうのツイッターでこうもいっている。「何人かの方がストーカーしたと勘違いしていま すが、ぼくがされていたんです。又吉は芥川賞、おれはストーカー。お互い、今までの行いが実りましたな」
熱烈ファンと区別つけにくい有名人目当てのストーカー
芸能人の場合は、実際のストーカー対策は容易ではない。
司会の小倉智昭「出待ちといって、ファンが待っている。出待ちは人気のバロメーターですが、ストーカーとの区別はどこでつけるのかな」
森本さやかアナ「村本さんの場合は、劇場など仕事場ではないところで待ち伏せ、自宅にまで及んだ状態が2年続いたということです。人気商売だから、むげにはできないところがあります」
森本が示したフリップによると、「自宅の前で待つ」「ポストに直接ものを入れる」「ものを郵送する」は全部アウト。唯一認められるのが、劇場などの前で待つこと。これが「出待ち」というやつだ。判断の基準は生活の平穏を害しているかどうか。
小倉「刺されるかもと書いてる。なんか兆候があったのかな」
森本「あったのかもしれません」
小倉「男性が恐怖感というのは、かなりのことがないと感じないものだよね」
デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「よっぽどでないと警察に届けたりしないですよ」