東京五輪が楽しみ!世界レベルの16歳アスリート次々・・・ボルトより速い高校生

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   16歳の世界レベルのアスリートが育っている。2020年の東京オリンピックでは21歳の盛りということになる。期待したくなる。

   まずは陸上トラックだ。コロンビアで行われていた陸上の世界ユース選手権でおととい19日(2015年7月)、日本の高校生サニブラウン・ハキーム(16)が200メートルで20秒34の大会新記録で優勝した。100メートル(10秒28)に続く2冠だ。200メートルのタイムは、ウサイン・ボルトがユース時代の03年に出した20秒40を上回る。おまけに向かい風0.4メートルの悪条件でだ。

   サニブラウンは父はガーナ人、母は日本人で、東京都内の高校に通う。父からは187センチという長身を、高校時代に陸上ハードルでインターハイに出たという母からはアスリートとしての素養を受け継いだ。

   陸上は小学生から始めたが、当時の陸上クラブ監督の大森盛一さん(アトランタ五輪出場)は「ユースといったって世界ですから、よくやった」という。小学生時代は「マイペースで、スイッチを入れるのが大変な選手でした」

   気分が乗らないとなかなか本気で走らない。気分が乗ってきて、前に人がいるとスイッチが入るのだという。当時の仲間も「大きい大会ほど力を発揮するのがハキームのすごさだ」と話す。当時から「ビッグスターになる」といっていて、中学に入ってから伸びた。

   6月の日本選手権で、100メートル、200メートルで2位というのは戦後では始めてという。8月の世界選手権の標準記録をクリアしているので、代表に選ばれる可能性が高い。

「でかっ!」イチローが驚いた和製ベーブ・ルース

   全国高校野球の西東京大会でもきのう20日、怪物が現れた。早稲田実業対日野戦が行われた八王子市民球場には6000人の観客が詰めかけた。 お目当ては、早実の1年生清宮幸太郎(16)だ。和製ベーブ・ルースといわれる。

   1年生ながら3番ファーストで出場し、第1打席のセンターオーバーの3塁打を皮切りに、ヒット、ヒット、2塁打の4打数4安打3打点で、チームはペスト8進出した。

   父はラグビーの元日本代表清宮克幸さん(48)で、早大やサントリーを率いた名選手だ。息子は野球にいった。中学1年で出場したリトルリーグ世界選手権では、エースで4番で活躍して世界一に輝いた。このとき、チームはイチロー選手と対面したが、イチローが思わず「でかっ」といったのが清宮だった。このとき183センチ、93キロあった。いまは184センチ。弟の福太郎君も中学生で野球のリトルリーグ代表だ。

女子バレーには最高到達点309センチ。女子サッカーでもU―17杯優勝

   まだまだいる。女子バレーボールの宮部藍梨(16)は身長181センチ、股下106センチ、最高到達点309センチだ。スノーボードでは、世界選手権史上最年少優勝の鬼塚雅(16)がいる。女子サッカー界ではU-17W杯で初優勝した中の長野風花(16)。

   森本さやかアナ「東京五輪のときにはたちか21歳。一番いい頃です」

   司会の小倉智昭「伸ばしてやりたい。今の若者はのびのびしている」

   竹田圭吾(「ニューズウィーク日本版」編集長)「ハキーム選手ははじめサッカーやってた。清宮選手だって父親からラグビーやれといわれてもおかしくない。自分のやりたいことにスッと入れる世代なのかもしれないですね」

   小倉「ラグビーは食えないけど、野球なら食えると思ってたかもしれない」(笑)

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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