メキシコ麻薬王「最強刑務所」脱獄!通気口、照明、トロッコもあったトンネル

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   今月11日(2015年7月)、メキシコの麻薬王ホアキン・グスマン受刑者が最強の警備を誇るアルティプラノ刑務所から脱獄して、現在も逃走中だという。その際に掘ったトンネルがこのほど公開されたが、まるで映画のような大脱走だった。

総延長1・5キロ!ビル建設で出口カモフラージュ

   脱獄時の監視カメラの映像を見ると、グスマンは独房内をウロウロした後、カメラの死角になっているシャワースペースに移動、そのまま姿を消してしまった。後に看守らが調べると、シャワースペースにはポッカリと大きな穴が空いていて、外部へ通じる地下トンネルの入り口になっていた。

   そのトンネルの規模がハンパじゃない。深さ10メートル、総延長なんと、1・5キロ。トンネル内部の高さは1・7メートル、幅80センチ、通気口や照明設備もあり、掘削作業に使われたトロッコやバイクも残されていた。さらにトンネルの出口には立派なコンクリートの建物まで建てられていたのだ。

   麻薬組織に詳しい慶応大学非常勤講師の山本昭代氏が言う。「収監された直後から出口になった土地が買われ、そこに建物が建てられています。収監されてすぐに脱獄計画は始まったようです」

   グスマンは過去にも1度逮捕され、このときも脱獄に成功している。13年も逃亡を続け、去年(2014年)2月、再び逮捕されたばかりだった。

   小松靖アナ「前回の脱獄は刑務所内の洗濯物を入れるカートに隠れて外に出たことになっています。しかし、本当は看守ほぼ全員にお金を配り、看守の制服を着て堂々と正面玄関から出ていったことが後に出た暴露本で明らかになっているんです」

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