おととい14日(2015年7月)、北海道遠軽町のオオカミと犬をかけあわせたウルフドック4頭を飼う施設内で、50代女性が胸や腕をかまれて死んでいるのが見つかった。両腕は骨が見えるほどだった。警察は飼い主の男性から事情を聞いている。4頭の中には立つと成人男性を超す犬もいた。
国内に約500頭。オオカミの血が濃いほど高値取り引き
ウルフドックは国内に約500頭いて、オオカミの血が濃いほど高く取り引きされ100万円を超すこともあるという。女性はその世界ではトップクラスのブリーダーで、4頭のうち3頭は女性が育て男性に譲った。男性はヒグマを追い払うために飼っていたという。
女性は千葉県房総市から11日にやって来たが、レンタカーが予定の13日になっても返却されないため警察が行方を捜していた。男性は警察に「用事があり、留守中の世話を頼んでいた」と話している。
家族でない侵入者が来たと攻撃
状況はまだ分からないが、慣れたはずの人が被害にあった。ブリーダー経験者は「飼い主がいないところに、家族ではない侵入者が来たと犬が受けとったのでは」と話す。
おおたわ史絵(内科医)「この件に限らず、犬は牙を持っていること、ほんのちょっとで野生に戻ることを愛犬家は思い出してほしいですね」
犬が人を襲う事件はこのところ頻発している。09年には福岡で4歳男児が死亡、12年には土佐犬の首輪が外れて90歳女性が死亡、今年5月にはドーベルマンに4人がかまれてけがした。
司会の加藤浩次「こうしたことは起こる可能性がありますよね。気をつけないと」
「スッキリ!!」としては警鐘を鳴らしたわけだが、コメンテーターの宇野常寛(評論家)は「天下国家と関係ないことをなぜとり上げられるかわからない」という。きょう16日に安保法制が衆院本会議で採決強行されようというときに、急いで取り上げなければならない話題ではないというのだろう。