フォルクスワーゲンのワゴン車がサビだらけ。もう10年も雨ざらしのように見える。司会の小倉智昭が菊川怜キャスターに「助手席に乗ってみたい?」と聞いたが、「ちょっと遠慮します」
ところが、このクルマ、新車なんだという。どういうこと?
車体に錆のパネル貼り付け
スコットランドのお話で、ポンコツに見せているのは盗難対策なんだという。別の車の前部が写る。たしかに新車だが、後ろへ振るとサビだらけの絵が描かれたパネルを貼付けている最中だった。
山中章子アナ「この作業のお値段、いくらぐらいだと思いますか」
小倉「・・・」
山中「50万円なんです。盗まれないためにいかがですか」
小倉「嫌だ」
なんでも、警察官が「そんな古い車で走ったら危ない」と注意したほどだったというから、極めてリアルなのだろう。
不審者が近づくと車の左右から火炎
もう一つは変哲もない車の映像だった。突然、車体の下部左右からものすごい火炎が吹き出した。ドアの前に立っていたら黒こげ間違いなしだ。これがなんと南アフリカ政府も認めている盗難対策だった。
小倉「火炎放射器だから人が死ぬでしょ」
山中「その可能性もあるすごい方法です。でも、政府公認のカー用品。それだけ治安が悪いということです」
PR映像も凄かった。強盗がピストルを手に車に近づくと警報装置が作動し、ドライバーがスイッチを入れてアクセル脇のボタンを踏むと火焔が吹き出す。
菊川「人が乗ってないといけないんだあ」
山中「そうです。値段が8万円と南アフリカでは高かったので、いまは販売中止になっているそうですが」
小倉「中に人がいないで火炎放射器だと、乗ろうとした運転手がやられちゃう」
菊川「路駐していた車にだれかがボンとやったときに・・・」
かつてロンドンで、「最近BMWがよく盗まれる」という話に、「オレの大丈夫かな」といったら、「ワーゲン盗むヤツはいないよ」と笑われたものだった。さらに世知辛くなっているらしい。