東京・足立の辰沼小学校「自分たちでいじめなくす」キッズレスキュー隊が校内パトロール

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   東京・足立区の辰沼小学校で、いじめを撲滅しようと有志が集まって「辰沼キッズレスキュー隊」が結成された。そろいの緑のハチマキをつけ、「いじめをしない」「させない」「許さない」を合言葉に校内のパトロールを実施している。

   きっかけは2011年に滋賀県大津市であった男子中学生のいじめによる自殺だった。仲野繁校長は「いじめの取り組みを何とかしようと思っているときに、子ども側から『小さないじめの芽に気付くことができる子ども自身によるパトロールをするのはどうか』と提案がありました」と話す。

4代目隊長・長谷川恵亮君「子ども同士なら素直に話してくれる」

   現在、隊員は164人で、約20人のグループに分かれ日替わりで校内をパトロールし、年に数件あった深刻ないじめも今はゼロになった。4代目隊長の長谷川恵亮君(12)は「子どものケンカで、大人が理由をわかってあげられない時があります。子どもが分かってあげられるのは『なじみ』があるので、素直に話してくれるから。子どもたちで活動するのは良いいことだと思います」と頼もしい。

   ただ、いじめっ子を逆に追い詰めることにならないかという懸念もある。司会の夏目三久は「その時は教師が個別に一人ひとりアドバイスすることにしているようです」

   北斗晶(タレント)「子どもは集団になるクセがある。このクセをいい方向に向けさせてあげるのはすごく良いよね」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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