キャスターの菊川怜が畳表を六角に縁取りしたようなものをもっている。座布団よりは小さくて、尻敷きにしては変な形である。司会の小倉智昭が「これがいま大人気なんだそうです」という。六角形に見覚えはありませんか。そう、あれなんです。
六角形の小さな畳―猫がやってきてちょこんと座り込み
去年(2014年)話題になった動画に、フローリングの真ん中にテープで六角形や円を描くと、ネコが吸い込まれるように座り込むというのがあった。「猫転送装置」と呼ばれて世界中に広まった。あれを畳表で作って商品化した人がいたのだ。名付けて「猫ホイホイ畳」、3240円なり。
これがバカ売れ。先月(2015年6月)からネットで販売を開始したところ、1か月で1000個が売れて、目下1か月半待ちなのだそうだ。作ったのは、いしかわ竹乃店の石川恵介社長。「(猫転送装置の動画を見て)これを商品にしたら面白い」と思い、畳屋をしている同級生と組んで商品化した。
はたしてネコが座り込むのかどうか。内田嶺衣奈アナが街へ持ち出して、ネコの多いところに置いてみた。葛飾区の雑貨屋の店先でも京都の猫カフェでもネコは興味を示して近寄ってきて、ちょこんと座り込んだ。「猫転送」は有効だった。
狭いところに入りたがる特性
これは「狭いところに入りたがる」「好奇心旺盛で目新しいものに目が向く」という特性が猫にはあるからで、人間が見ると、なんとも可愛い動作に見えるというわけだ。
小倉「猫ホイホイというから、野良猫を捕まえる、下がネバネバしたものかと思った」
ああ、「ゴキブリホイホイ」ね。
内田はまじめに「野良猫は乗らなかったですね」
小倉「うちのイヌは狭いところが好きで、ネコ小屋で寝ていたりする。好きなイヌがいるかもしれないね」
内田「専門家も座るイヌがいるかもしれないといっていたので、小倉さん、試してみてください」
小倉「実験してみたい。面白そう」
人間にも、夏の縁台の敷物なんかには使えそうだ。少し高いけど。