広島県呉市で一晩に10件もの不審火が続いていて、住民に不安が広がっている。最初に火を付けられたのはなんと交番の前だった。9日(2015年7月)午前0時過ぎのことだ。
梶田駿介ディレクターがその現場に出かけた。「ここでノボリが燃えたそうなんですが、その50メートル向こうには交番があるんです」
その後も、1キロ圏内で約2時間の間に10件、自転車やバイクのカバーなどへの放火が相次いだ。うち6件は同じ通りで起きていて、見通せる近さだった。「パっと見たらこっちに火が。振り返ったらこっちにも。異様な光景でした」と近所の住民は話す。
自転車やバイクのカバー
呉市内の不審火は6日前(2015年7月4日)にも起きていた。駐車場に置かれた車のカバーが燃やされたのだ。小松靖アナはこう伝える。「交番の前は陽動だった可能性があるんです。というのも、2件目以降は12分後、交番から600メートル離れたこところで起きていて、その後は数珠つなぎで火の手が上がっています。つまり、交番のそばに目を引き付けて置いて、本当の狙いは別のところにあったのではないかとわれわれは考えました」
司会の羽鳥慎一「最初、交番の目の前って、挑戦的な感じがしますよね」
吉永みちこ(作家)「いま、街中に防犯カメラがあるから、そういうところに引っかからないんでしょうかね。だんだんエスカレートしてきて、もし家にでも火が付いたら大変なことになっちゃう」
通りを駆け抜けながら次々に火を付けたということだろう。防犯カメラに写っていると思うが・・・。