米国の観光雑誌「トラベル・アンド・レジャー」の世界観光都市ランキングで、京都が2年連続で1位に選ばれた。歴史や2000か所の寺社などの魅力に加えて、Wi-Fi通信網の整備などが評価されている。門川大作市長は「感無量です」とニコニコだ。
ペルー男性「どこからでもアクセスして情報を見つけることができる」
風景、文化・芸術、レストラン・食べ物などの6項目で京都は総合91・22、2位以下はアメリカのチャールストン、カンボジアのシエムレアプ、イタリアのフィレンツェとローマだ。
オーストラリアから来た女性2人は「京都はフレンドリーで、ファッションもすてき」「神社や寺院も伝統的です」と話す。ペルーから来た男性は「どこからでもアクセスして携帯で情報を見つけることができる。素晴らしい」
京都では2年前から整備を始めて、駅やバス停など1564か所に無料、Wi-Fiを設置した。坂口孝則(経営コンサルタント)はこう話す。「京都の試みはすぐれています。文化が評価されたのはいいことですが、日本への観光客数はまだ世界20位台で、クレジットカードを使いない交通機関があったり、英語表記がコンパクトすぎたりしています」
司会の加藤浩次「全国的にも努力が必要ですね」
観光にも質があるということか。観光地には海外からの旅行者、日本人旅行者に限らず「ふんだくり商売」を平気でやってる業者は少なくない。「お・も・て・な・し」とか、観光立国なんてはしゃいでいるのが恥ずかしくなるくらいの現状だ。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト