FIFAワールドカップ(W杯)カナダ大会で準優勝となった「なでしこジャパン」がきのう7日(2015年7月)に帰国した。成田空港には500人のファンが詰めかけ、「ありがとう」などと声をかけた。前回は優勝だっただけに悔しさはあろうが、選手たちの目はもう次を向いていた。ナマの声を聞いた。
宮間あや「新たな力になったのかなとは思います」
佐々木則夫監督「終了のホイッスルが鳴ったとき、悔しさもありましたけど、よく選手がここまでやってくれたと清々しさもありました」
宮間あや(キャプテン)「目指していたものに一歩届きませんでしたが、できる限りのことはチーム全員でできたと思います」「もう少し一緒に過ごす時間、試合がこなせていたら、違った経験ができて、新たな力になったのかなとは思います」
澤穗稀「前回とは年齢も立場も違ったけど、自分では全力で戦いました。今回が最後だと思っていたので、本当に悔いはないです」
川澄奈穂美「なでしこの良さ、戦っていくごとにチームがひとつになっていくのを感じることができました。準優勝までこられた要因のひとつです」
大儀見優季「決勝トーナメントの前の1週間で、なんかチームになってると感じて、それが最後まで続いたので決勝までいけたんだと思います」
岩清水梓「(決勝で涙の交代の気持ちを)整理して帰ってこようと思ったんですけど、まだもうちょっとかかりそうです。総括すると、悔しさしかないですね」
岩渕真奈「途中から出させてもらって、次は自分が中心でいい結果を出せるようがんばりたいと思います」
有吉佐織「自分らしく楽しくプレーもできていたし、ゴールもあってチームに貢献できてよかったです」
各国に研究された日本女子サッカー
司会の小倉智昭「イングランド戦の前までは、得点する選手が毎回違ったよね。そういう意味では素晴らしいチームでした」
深澤真紀(コラムニスト)「貫禄のある選手も若い選手も仲が良くて楽しそうにしていましたが、W杯とオリンピック以外のなでしこも見てやってくださいと訴えていましたね」
小倉「アメリカは女子サッカー人口が170万人もいるというんでしょ」
デーブ・スペクター(テレビプロデューサー)「もっといます。日本戦は記録的な視聴率だった。各国も強化しているから、日本も強化しないと」
小倉「バレーボールがそうだったね。日本は強かったけど、周りが強くなると苦しくなった。そういう可能性なきにしもあらず」
菊川怜キャスター「日本は研究されていたんでしょうね」
小倉「アメリカはとくに日本に勝ちたい、勝ちたい。日本は前回は『あれ、勝っちゃった。優勝しちゃった』という感じだったのが、目標をもって決勝までいったのはすばらしいですよ。あとは応援がどこまで続くか」
12日からなでしこリーグが始まる。
小倉「応援にいってあげてください」