きのう6日0時ごろ(2015年7月)、大分県杵築(きつき)市八坂の海上自衛隊1等海尉の末棟憲一郎容疑者(40)方の木造2階建て住宅が全焼し、焼け跡から4人の子どもの遺体が見つかった。末棟は「自分が火をつけたと」と認めており、大分県警は現住建造物等放火の疑いで逮捕した。出火直前の夫婦間の言い争いが動機とみられている。
家庭菜園楽しむ仲のいい10人家族
近所の人の話では、ボーンと音がして火は一気に燃え上がった。末棟は「中に子どもがいる」と叫び、「飛び下りろ」と大声を上げたり、「俺が悪かった」と話したりしていたという。
家族は夫婦と子ども8人で、長男(18)は父親の実家に行っていた。遺体は長女(14)、四男(9)、次女(7)、五男(5)とみられ、末棟、妻(42)、三女(3)はやけどを負い、次男(15)と三男(12)は無事だった。
末棟は広島県江田島市に単身赴任中で、5日の日曜日は帰宅し、翌日勤務地に戻る予定だった。家族は仲が良く、近くで野菜仕事をする姿がよくみられた。末棟は子煩悩だが厳しく怒ったりすることがあっという。
子育てめぐって夫婦間にトラブル?
警察は夫婦間のトラブルが原因とみている。四男の同級生の父親は「お父さんは単身赴任なので、お母さんだけで子どもの面倒を見るのは大変だったようだ」と話している。
司会の加藤浩次「トラブルの原因はわかってきたのでしょうか」
現場を取材したレポーターの大竹真「その原因については、あまり見えてきません。ほほえましい大家族という声が多いんです。ただ、たまに帰ってくる父親とふだんから接する母親では、子どもに対する考え方や意見にズレがあったのではないかという声はありました」
加藤「末棟容疑者は『俺が悪かった』と消火中に反省しているということは、カッとなって突発的にやったという可能性もありますね」