改正道路交通法の施行で6月1日(2015年)から自転車の危険行為の取り締まりが厳しくなり、警視庁管内でこの1か月間に549件の危険行為が摘発されたという。梅雨時だからということか、依然として多いのが傘差し運転だ。このところ自転車用の雨具が売れているという。
子供もすっぽり入る窓付き
東京都心の大型雑貨店では、自転車専用のさまざまな色や種類の雨具が並べられている。人気はポンチョ型という。女性店員は「種類は昨年より2割増えており、売り上げも1割ほどアップしています。とくに、欧米の方は傘をさす習慣がないみたいなので、レインコートを見ていかれる方が多いですね」という。
自転車メーカーが作った「自転車屋さんのポンチョ」も昨年6月の4倍の売り上げだ。前に乗せた子どもが外の景色を見られるように、透明のビニールの窓付きタイプなのだが、「お子さんは暑そうですね」という司会の夏目三久の心配に、野村修也弁護士(中央大法科大学院教授)も「子どもの意見を聞いてからにした方がいいですね」
自転車に常備できるカギのかかる簡単な収納箱を設けるなど工夫もこれからだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト