アメリカ・フロリダ州で先月(2015年6月)に行われた裁判で、意外なドラマがあった。強盗容疑で有罪判決を受けた被告に裁判官が話しかけ、2人は中学の同級生だったことがわかったのだ。裁判官は「こんなところで会うなんて残念です」「更生を願っている」と話し、被告は大泣きとなった。
学業優秀、スポーツ万能で奨学金も受けてたのに
中学当時のアーサー・ブース被告は学業優秀、スポーツ万能で奨学金を得るほどの生徒で、「優秀で才能にあふれ、フレンドリーで愉快な人物」(被告のいとこ)だったという。
小松靖アナ「じゃあ、なんでこんな転落人生になってしまったのか」
高校卒業後、仕事が上手くいかず、職を転々としているうちにドラッグや窃盗、強盗といった犯罪に手を出すようになったという。
コメンテーターの住田裕子(弁護士)「日本でもこういうこと(裁判官と被告が同級生)はあるんでしょうけど、裁判官は気づいても多分言わないと思います。今回の裁判官も不公正でないように、公判の最後に言ってますね」