神戸の美容師が客に大麻を配っていたとして逮捕された。常連客への「おまけ」だったというから驚きだ。近畿厚生局麻薬取締部に大麻取締法違反容疑で逮捕されたのは神戸市垂水区の美容師、森本昌人(38)。6階建てのマンションの最上階の自宅で10年前から美容院を開業し、経営も順調だったという。
ベランダにはヒマワリなどの植物が並び、この様子をフェイスブックに載せるなど独特の雰囲気があった。妻と子ども2人との暮らしで、近所の人は「凄く感じのいい人。奥さんも感じがよく、子どもさんはまだ小さいのでびっくりしている」と話す。
幻覚作用が強い種類
森本は美容室の奥に小さな隠し部屋を作っていて、そこで大麻草を栽培・販売していた。なじみ客に「おまけ」として渡し、店内で吸うこともあった。大麻草37本と乾燥大麻約178グラムが押収されたが、幻覚作用が強い種類で、客も多かったという。「商売するために栽培していた」と容疑を認めているという。
司会の小倉智昭「大麻がおまけにつく美容院なんてあるかね」
取材した田中良幸リポーターは「おまけというとかわいいですが、最初はただで渡して、だんだん増やしていくというやり方だったんですよ」
大麻の栽培には技術も必要だろうが、森本は器用で、シャツ、帽子、クツ、ジーパンなども手作りしてフェイスブックで売ったりもしていた。「モノをつくる能力が誤った方向に向いてしまった」と田中。
押収された中には花穂(かすい)と呼ばれる花も含まれ、これは特に幻覚成分が多いとされる。取締部は「細微技術も相当熟練していた」という。
はじめ少なく・・・だんだん依存症に引き込み?
小倉「お客さんにはどういう形で渡してたんですか。そのままか乾燥させたものか」
田中「乾燥大麻も押収されているので、おそらくそういう形ではないでしょうか」
菊川怜キャスター「渡された人も逮捕されるんですか」
田中「1人が逮捕されています」
小倉「客もはじめは知らずに、やがて常連にということもあったのかもしれないね」
梅津弥英子キャスター「こんなことをしてたらばれますよね」
ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)「アメリカでも、大麻は他の薬物と比べると違法意識が低いが、違反すれば徹底的にやられます」
なんでこんなことをするのか。人間てホント、バカだね。