サッカー女子W杯カナダ大会は、2連覇を狙うなでしこジャパンとアメリカが決勝戦で戦うことになった。対戦成績はアメリカの23勝1敗6分けと圧倒的だ。2011年の前回W杯は引き分けによるPK戦で日本がからくも優勝した。
強敵アメリカを倒す秘策はあるのか。元なでしこジャパンの川上直子は勝利へのポイントを2つ挙げた。1つは「エース・モーガンを止めろ」。ロンドン五輪の決勝でも、スピードを生かしたモーガンの突破力に苦しめられた。「モーガンにボールを入れさせない。前線から守備を徹底して行いそれによって相手の強さを消してほしい」という。
もう1つは「澤VSワンバック」。今大会はともにサブメンバーだが、「澤が入った時はディフェンスがしっかり守り、失点ゼロを必ず守り通す。ワンバックが入るとひとつ的が増えます。アメリカに分厚い攻撃をされるとこわいです」
ロンドン五輪直後に対談「次のW杯でまた対決しましょう」
ロンドン五輪後の澤とワンバックが今回の対決を見通したような対談の映像があった。
澤「アビー(ワンバック)はどうするんだろう今後。次のW杯とかオリンピックとか」
ワンバック「やはり私はW杯を勝たずにキャリアを終えることは考えられないわ」
澤「私もあとのことは全然未定ですけど、でももう1試合アビーとやりたい」
ワンバック「望むところよ。2015年のW杯が日本とアメリカの最終決戦ね」
司会の夏目三久「しびれますね、この対談。2人ともレジェンドですね」
決勝は日本時間6日午前8時キックオフだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト