「残念なニュースが入ってきました」
前夜からわかっていたことなのに、司会の夏目三久は大げさに伝える。錦織圭選手がテニス・ウィンブルドン2回戦を棄権したというのだ。錦織は会見でこう語った。
「ウォームアップをしていたが、歩いても走っても(左足ふくらはぎが)痛かったので、棄権することにしました。グランドスラムなので落ち込んでいます。1回戦の試合中も痛く、とくに第5セットの時が痛く、自分でもどうやってプレーを続けて勝てたのかわかりません。アメリカシーズンまでに調子を取り戻し良いプレーをしたいです」
8月の全米オープンまでに回復するか
「毎日が錦織」と意気込んでいたスポーツ担当の石井大裕アナもガックリだが、「勇気ある撤退ととらえていいと思います。今回は、手ごたえとして準決勝あるいは決勝で戦うモチベーションで臨んでいたから、本人が一番悔しいはず。まだまだ先があると判断したのでしょう」と話す。
グランドスラムを締めくくる8月の全米オープンに期待したい。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト