中国・山東省で料理しようとした牛肉がピクピクと動いたというので、何でもありの中国でもさすがにびっくり。女性が撮った動画をみると、1キロくらいの肉の塊のあちこちがたしかに動いている。肉の中に虫でもいるのではないかと保健所に通報すると、担当者は少しも騒がず「神経が反応しているだけ。新鮮な証拠です。安全です」と断定したというから、これまたびっくりである。
肉のあちこちがモゾモゾピクピク
「とくダネ!」が食肉流通業者に聞いたところ、「牛肉を処理して24時間以内なら動く可能性はゼロではないが、神経系は複雑で、新鮮でも動くことはないのではないか」と話している。
中国では、牛肉の出荷は検査や熟成のために処理のあと24~72時間はかけているといい、動くということは、検査を飛ばして早く出荷された可能性があるということになる。
梅津弥英子キャスター「それって危なくないですか」
笠井信輔ニュースキャスター「そういうことです」
司会の小倉智昭「牛肉が動くなんて信じられない。すぐ食べるものじゃないから」
繰り返し流される動画は不気味だ。肉塊の表面だけではなく、繊維の深いところから動いているのがわかる。あちらもこちらもピクピク。少なくとも食欲はなくなる。
「ゾンビ肉」40年前の密輸入肉も流通
先月下旬(2015年6月)、新華社は密輸入の肉に「ゾンビ肉」が入っていて、流通している可能性があると報じた。当局が冷凍肉の密輸グループを摘発した 際に押収した10万トンの肉(600億円近い)のなかに、40年前のものが見つかったのだ。いかに冷凍でも、これだけ古いと口蹄疫などの検査を経ていない可能性もある。
小倉「冷凍保存したらどれくらい保つんだろう。(40年とは)考えられない年数ですよね。普通はせいぜい数日でしょう。気持ちの悪い話です」
シベリアのマンモスを食べてみたなんて話もあるから、味の方は案外大丈夫なのかもしれないが、むしろ「ピクピク」の方が不気味だ。