新幹線「焼身事件」危険物持ち込みチェック難しい・・・乗降客1日42万人

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   きのう6月30日(2015年)午前11時半ごろ、神奈川県小田原市で走行中の新大阪行き東海道新幹線「のぞみ225号」の車内で焼身事件が発生し、巻き添えになった女性1人が死亡、他に26人が重軽傷を負った。神奈川県警は自殺した東京都杉並区西荻北の林崎春生容疑者(71)の自宅を殺人と現住建造物等放火の疑いで調べている。

「林崎春生」アパートで一人暮らし・・・最近、会社辞めた

   林崎は新横浜駅で乗車し、1両目の通路を行き来していたが、持っていた容器から液体を体にかけライターで火をつけた。近くの女性に「やめなさい」といわれると「あなたも逃げなさい」と話したという。火はすぐ通路をはうように走り、真黒な煙が充満し、乗客は狭い通路を折り重なるように避難したという。「もう死ぬかと思った」という人もいた。

   死亡した女性は横浜市青葉区の整体師、桑原佳子さん(52)で、1号車と2号車の間のデッキで倒れており、煙を吸ったためとみられる。桑原さんは伊勢神宮に行く途中だった。

   林崎は杉並区のアパートに1人で暮らしていた。近所のある男性は「驚きだ。そういう雰囲気はわからなかった。植木に詳しいといっていた」という。別の人は「最近、どこか会社をやめたといっていた」と話していた。

安全担当の係員・警備員を増強

   司会の加藤浩次「乗り合わせた人は大変だったと思いますね。新幹線の対策はどうなっているのでしょうか」

   森圭介アナによると、「2003年の韓国で192人が死亡した地下鉄放火事件があり、これがきっかけになって、新幹線でも座席を燃えにくい素材を使用する、1車両に消火器2本、防犯カメラ4台を設置するなどの対策がとられています。ただ、東海道新幹線は1日の乗降客は42万人といわれていますので、空港のような手荷物検査は難しいといわれています」

   宮崎哲弥(評論家)「ただ、10リットルのポリタンクにガソリンか灯油か何かを入れて乗ってくる客に対し、なにも言えないというのもどうなのかと思います。結局、現状では安全担当の係員や警備員を増やして、怪しい物を持っている人に注意したり検査したりすることでしょうか。改札にセンサーか何かでチェックできる装置ができればいいんですが」

   加藤「これからサミット、オリンピック。新幹線の安全対策を考えなければいけないですね」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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