東京都「リンゴ病」で警報!小児に近年にない流行―くしゃみ、咳などで伝染

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   司会の夏目三久が「子どもを中心に感染するリンゴ病の流行に伴い東京都が初の警報を出しました」と伝える。リンゴ病とは伝染性紅斑だ。昨年秋(2014年)から過去5年の平均を大きく上回る発症が続いていて、とくに6月15日(2015年)から21日までの1週間で小児科定点医療機関に報告された患者数は、警報基準を超え331人に達しているという。

   警報レベルを超えているのは台東、足立、板橋、練馬など23区内のほか、東京西部の立川、調布、三鷹、武蔵野など各市に及んでいる。

手洗い、うがい、マスク

   発症の約71%は6歳以下の小児で、7月下旬が流行のピークと見られている。くしゃみや咳によるしぶきで感染することから、東京都は手洗いやうがい、マスクを心がけるよう呼びかけている。

   北川医院の北川泰久理事によると、「潜伏期間が10日から20日もあり、症状が分かりにくいんです。はじめはくしゃみ、咳などカゼのような症状で、典型的なのは顔をはじめ、体にのこぎり状の赤い発疹が出ることです」と説明する。

   また、小児だけじゃなく、危険なのは妊婦が感染するケースで、まれに流産の可能性があるという。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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