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作家・百田尚樹呆れた妄言「沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」

   気になる記事がスポーツニッポンに載っている。安倍首相に近い自民党の若手議員40人が6月25日(2015年)、憲法改正を推進する勉強会を開いたそうだ。そこへ招かれた作家の百田尚樹氏が「沖縄の2つの新聞(沖縄タイムスと琉球新報のこと=筆者注)はつぶさないといけない。沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と発言したというのだ。あきれ果てた暴言である。こんな考えを持った人間の書くものを私は絶対読まない。

   そういえば、6月23日に沖縄で行われた沖縄全戦没者追悼式でこういうことがあったとAFP通信が伝えている。<沖縄・糸満市の平和祈念公園で23日に行われた沖縄全戦没者追悼式で、あいさつのため登壇した安倍晋三(Shinzo Abe)首相が参列者からやじを浴びせられる一幕があった。

   米軍の沖縄駐留に不満を持つ地元住民らが、檀上にあがった安倍首相に「帰れ」などのやじを飛ばした。日本で首相が直接市民からやじられることはまれだ>

   ロイターも<数人の人が「帰れ!」と叫び、黒いベレー帽の老人は立ち上がって安倍首相を指さした>と報じている。朝日新聞などは伝えているが、NHKはこうした映像を流していないようだ。安倍首相と彼のお友達たちのとの「友情」には胸が熱くなる。反吐が出そうなくらい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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