横浜市鶴見区にすごいゴミ屋敷があった。ビニール袋に入ったゴミが1階の屋根まで高く積まれ、その重さで垣根が傾く。門柱らしいものはあるが、びっしりのゴミでどこから出入りするかわからない。50代と見られる男性が80代の母親と住んでいる。「スッキリ!!」が住人の男性を直撃した。
ゴミの山で家が見えない!
とにかくすごい。家屋の映像に写っているのは家というよりゴミの山である。近づくと臭いがこもり、ゴミ袋に小さなハエがたかる。自治会長の女性は「ネズミやゴキブリも出ます」
隣にあったレストランは閉店し、売りに出しても売れず、借りる人もいない。すぐ近くには小学校があり、通学路にゴミが崩れ落ちる心配もされている。
10年ほど前からゴミが増え始めたらしい。当時は父親も住んでいたが、「息子とケンカしてやられ、2人の力関係が変わってからゴミがますます増えだした」(近所の男性)という。5年前には鶴見区がゴミを片付けようと父母の印鑑をとり、さらに息子の印鑑も求めたが、拒否されたため実行しなかった。
松嶋尚美(タレント)「区はなんで息子のハンコまでほしかったんだろう?」
まったくだ。役所の事なかれ体質も影響している。
住人男性「役所には任せない。自分のペースで片づけたい」
住人の男性は元プログラマーで、今は無職だと話した。「片づけますよ」とあっさり言うが、「役所には任せない。自分のペースで片づけたい。分別して捨てている」とすぐには片付けるつもりはなさそうだ。近所の迷惑や火事の可能性については「気をつけています。なるべく留守にしないようにしている」
司会の加藤浩次「地元の人にとっては10年ですよ。どうしたらいいですかねえ」
坂口孝則(経営コンサルタント)「コミュニケーションをとるしか今はできないですね。市町村がゴミを処分しても予算を20万円から100万円をつぎこまないとできず、コストのかかる話です」