男女雇用機会均等法、育児介護休業法に違反
マタハラを巡っては、航空会社の女性客室乗務員らが会社を訴えるなど訴訟が相次いでいることから、厚生労働省は遅ればせながら実態調査を年内に実施する。女性の社会進出の旗を振る役所にしてからがまだこのありさまだ。
コメンテーターの牧嶋博子(TBS解説委員)はこう指摘する。「マタハラはモラルの問題でなく、男女雇用機会均等法や育児介護休業法に照らして立派な法律違反。ただ、罰則が報告義務違反による罰金だけで有効性がないんです。企業名を公表するなどのペナルティー的措置を取らないと改善されませんよ」
安心して妊娠し子育てができ、適切な時期に社会復帰する。女性が子育てを終え社会で活躍できる体制は今のところ夢のまた夢か。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト