再公開したばかりの東京・江戸川区の葛西臨海水族園のマグロ群遊水槽で、きのう23日(2015年6月)、早くも1匹が死んでいるのがみつかった。大量死の原因がいまだわからないだけに、これはちょっと心配だ。みな固唾を飲んで見守っている。
高知県から21日に77匹
水族園に高知県から77匹のクロマグロが搬入されたのは21日。1匹だけ残っていた水槽に放され、22日に公開された。78匹が一緒になって泳ぐ様子がテレビニュースで伝えられると、「なんとか無事で」と祈るような気持ちにもなった。
ところが、わずか2日で1匹が死んでしまった。水族園は死んだマグロは移送の際に擦り傷を負っていたためではないかと話している。担当者は搬入した後は環境が変わったストレスなどで、何匹かは死ぬことはあるという。
大量死の原因いまだわからず
問題は大量死の本当の原因がまだわかっていないことだ。ガラスへの激突やウイルスなどが考えられたが、ウイルスだとしても、なぜ1匹だけ生き残ったのかもわからない。この間、他の種類の魚を放して様子を見ていたが、異常がなかったため、今回の再投入に踏み切った。
司会の小倉智昭「群れをなして泳ぐ姿は楽しみですが、この柵のようなテープはちょっと悲しいね」
笠井信輔ニュースデスク「(マグロが)慣れたらはずすというんですがね」
小倉「柵になっちゃったらどうすんだろうね。心配です」
キャスターの菊川怜「何ともないといいですけどねえ」
心配はウイルスだ。次の死が出ないように祈るしかないか。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト