新手の空き巣手口!「ゴミ置き場変りました」高齢者を外に呼び出し盗み

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   オレオレ詐欺の手口を使った空き巣が千葉と茨城で多発しているという。司会の夏目三久によると「特徴は犯人が口にする『ゴミ置き場が変わるので外に出てきてください』の一言です」

   千葉県酒々井町で今年4月(2015年)の昼下がり、一人暮らしの女性(77)宅に「役所の者ですけど」と名乗る女が訪ねてきて、「ゴミの置き場が変わりますから外に出て見に行ってください」という。女性は家の角を曲がった10メートルほど離れたその場所まで行き、場所を確認して5分ほどで家に戻った。新しいゴミ置き場と言われたところからは自宅玄関は見えなかったという。

   そして、夕方になって財布から8000円が盗まれていたことに気付いた。女性は「年寄はお金持ちばかりじゃないんです。そのお金で暮らしていかなければいけない。年寄りを騙したっていずれは捕まるでしょうけど」と悔しがる。

千葉・茨城は注意!役所の職員名乗る20~30代の細面の女

   役所の職員を名乗った女は年齢20~30代の細面で、服装は全身黒、トートバッグみたいなものを持っていたという。「ゴミ置き場が変わる」という同様手口の窃盗は千葉・茨木両県で届け出があっただけでも25件、千葉・牛久市では23万円を超える被害を被った人もいる。

   野村修也弁護士(中央大法科大学院教授)「近ごろの泥棒や詐欺犯は公的機関職員を名乗ることが多いんです。普段は警戒していても、役所の人が来るとつい気を許す傾向があり注意して欲しいです」

   言うまでもないが、ちょっとでも家から離れるときは鍵を締める癖をつけよう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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