幼稚園の副園長センセイ「園児にいたずら」容疑で逮捕 保護者会では「ヒザに乗せただけ」(追記あり)

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   幼稚園の園児にわいせつな行為をしたとして強制わいせつの疑いで大阪府内の幼稚園の前副園長がきのう22日(2015年6月)逮捕された。容疑者は警察に対し黙秘している。

   発端は、4月下旬に「幼稚園で子どもがイタズラされている」という電話が大阪府にあったことだ。府は幼稚園に対し第三者も交えて調査をするよう指示したが、園は弁護士も加えて確認し「わいせつ行為の事実はない」と回答した。このため、保護者が警察に被害届を提出していた。

行政の問い合わせにも「そのような事実ない」

   5月9日に臨時保護者説明会が開かれ、副園長(当時)当人も出席して「力不足で皆様にご心配をお掛けし深くお詫びします」と謝罪した。しかし、肝心のわいせつ行為については「園児をヒザの上に乗せただけ」と疑惑を否定し、園長も「不適切な行為があったとはいえないという報告がありました」としてわいせつ行為を認めなかった。

   保護者からは「何に対して謝ったんですか!」「抽象的すぎてわからない」「園長に監督責任はないのか」「ちゃんと説明してください」などと怒りの声が飛んだ。当人は3日後に依願退職した。

   2年前に副園長に就任したが、保護者や近所の人たちに聞くと「おとなしそう」「はっきりモノを言えない」「頼りないお兄ちゃん」などといった声があった。23日(2015年6月)の「スッキリ」で司会の加藤浩次は「容疑は否定しているようですが」と指摘。

   五百田達成(作家・心理カウンセラー)「子どもが被害者の場合は、本人が何をされているかわからない面があるので、なかなか表面化しにくい。そこに付け込むとすれば卑劣な犯行ですね」

   ロバート・キャンベル(東京大教授)「幼稚園や保育園で防犯カメラを設置したいと思う人はいないでしょう。密室で犯罪をどう防ぐか課題ですね」

【追記 2022年3月23日】容疑者はその後不起訴処分となっており、原稿を一部修正しました。 テレビウォッチ編集部

文   一ツ石
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