中国人の爆買いが中古ブランド品にも広がってきた。きのう21日(2015年6月)に東京・大田区の東京流通センターで開かれた質流れ品のバーゲンセール「シッチーのチャリィティフェア」の来場者4000人の半数が外国人で、その90%が中国人だった。さらにその80%は日本在住だという。
開店とともに山積みにされた高級バッグめがけて走る、走る。手に取ると、値札も見ずに腕にすらりと通す。「まあ、ものすごいですね。高級バッグとは思えないような」とリポーターも驚く。
「すべて本物だから安心。中国はニセモノばかり」
10万点あるという品物のどの売り場にも人だかりができている。「1人6点まで」「床に置いてはいけません」との案内が張り出されているが、腕に10点もぶらさげる人はざらだ。床には何品もどかっと置かれていた。「とりあえずとって見きわめる」(在日の中国人男性)、「他人にとられてしまうから」(女性客)
50の質店が出品しているので、同じ品でも値段がちがう。まずは確保してからじっくり吟味するのが中国人の常識だとか。「だから買うまで時間がかかる。会場に人があふれる状態がつづく」と売り場担当者は汗だくだ。
日本に住んでいるという中国人女性は「本物だから安心できます。中国はニセモノばかり。中国人が中国を信頼していない」と話す。円安も影響する。1万元で去年なら16万円だったのが、今年は19万円の品物が買える。
会場ではスマホで品物を撮影して誰かと通話しながら買い集める人も目立った。中国の知人に気に入るか確かめているという。「中国に帰った友達と話しながら」(イヤホーンをつけた男性)、「親戚から行って買ってほしいと連絡がきた」(女性)と話す。
中国版LINEで情報交換
このフェアは43年前から行われているのだが、3年前に在日中国人向けの新聞に広告が出たのがきっかけに、中国版LINEなどで広まったらしい。おかげで日本の在庫が20%ほど減り、中古ブランド品の売り値も買い値もそれだけ上がった。
司会の加藤浩次「観光客が来ているのとはちがうんですね」
坂口孝則(経営コンサルタント)「日本人は中古品に抵抗感がありますが、これもネット時代の現象です。中古品市場、あなどれません」