外国人旅行者に「通な日本」体験ツアーが人気だ。ツアーを募集していサイト「Voyajin」には常時1000件以上のツアーが掲載されている。リポーターの原元美紀がオーストラリアから来たカップルと「江戸隠密武蔵一族」(東京・田端)に密着した。本物の忍者と修行ができる道場という触れ込みだ。
オーストラリア人カップルは忍者姿に着替える。手裏剣投げ、吹き矢、隠し壁のどんでん返しなどを体験して、1時間30分で1万2000円はちょっと高くないか。女性はこう言う。
「背景にある貴重な文化を体験できると思ってここに来たんです。絶対、友達に話すわ」
新茶葉つまんで「苦みのあるサラダね」
静岡・藤枝市には茶摘みを体験するスイスからの2人の女性がいた。お茶農家・杵塚さんが運営している「人の農・自然をつなく会」が主催していて、目の前に広がる茶畑で2人は新茶を摘まんで口に入れ、「苦味のあるサラダみたいだわ」
茶摘みだけではない。杵塚さん宅でお茶の試飲をして泊めてもらう。「二人とも緑茶が大好きでここにきたの。家で飲んでるお茶をここで飲む事ができて嬉しい」「ふとんがフカフカで驚いた。もっと硬いと思ったわ」
こちらは1泊2食付きで2万円だった。
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「外国にはまだ日本に忍者や侍がいると思ってる人がいっぱいるからね」
原元リポーター「他にも居酒屋体験、ギャルメイク、うどん作りツアーなどが好評です。フェイスブックなどに載せて『こんな体験したよ』と紹介したいということもあるようです」
吉永みち子(作家)「みんな自慢したいんだよね」
ビレッジマン