規制緩和で「かかりつけ薬局」 多剤服用の歯止めになるか?処方薬まとめて管理

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   内閣府の規制改革会議は16日(2015年6月)、182項目の規制改革案をまとめ安倍首相に提出した。注目されているのは、病院と薬局を同じ建物内や敷地内に併設を原則禁じているのを一部緩和する案だ。司会の夏目三久が「将来、薬に関するルールが大きく変わるかもしれません」と取り上げた。

高齢者の薬漬け防げ!服用も指導

   東京・品川区の病院前には6軒の薬局が軒を連ねしのぎを削る。薬の過剰投与を抑えるためにスタートした病院と薬局を分離する医薬分業制度だが、効果が疑問のうえ、高齢者や体の不自由な患者に不便を強いる結果になっている。

   そこで規制改革会議が取り上げたのが「かかりつけ薬局」の普及である。病院で処方された薬をまとめて管理し、患者への服用指導も行う「かかりつけ薬局」の要件を明確にして薬局改革を促し、医療費の抑制につなげようという狙いだ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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