「食べないことで、自分の意識がどう変わるかを試してみたかった」と食事を取らず、水分だけで30日間を過ごす不食生活を続けている俳優の榎木孝明が、29日目となるきのう17日(2015年6月)に記者会見を開いた。先月の19日の開始以来、体重は9キロ減ったが、体調にまったく問題はなく、いままでに空腹感を覚えたこともないと話した。ハードなロケをこなし、セリフの覚えも早くなったという。
水以外にコーヒー、お茶、ブドウ糖、塩飴
司会の羽鳥慎一「最初、写真だけ見たときは、『えっ、やりすぎじゃない』と思ったけど、(会見の)動く映像見たら大丈夫そうというか、いい感じでしたね」
もっとも、水以外にコーヒーとお茶を飲んでおり、途中からブドウ糖、塩飴もとっていたという。また、病院の1室を借り、定期的に採血や採尿を行い、医師のアドバイスも受けていたそうだ。
食事療法に詳しい水道橋メディカルクリニックの砂山聡院長はこう話す。「1か月ならまだいいかもしれないが、これ以上続けると栄養不足の症状が出てくるのではないでしょうか。個人差もあり、榎木さんがうまくいったとしても、他の人にとっては危険なこともあります」