とんでもない隣人がいたものだ。神戸市の集合住宅の玄関に尿を入れた水鉄砲を噴射したとして須磨区の無職の男(67)がおととい14日(2015年6月)、建造物損壊容疑で逮捕された。
「すごい臭いがしますね。玄関のポストからアンモニア臭が漂ってきます」とレポーターの大竹真も驚く。
大竹真レポーター「もの凄い悪臭がします」
被害を受けていたのは20代の女性とその父親の2人家族で、下の階に男が引っ越してきた3、4年前からいやがらせが始まった。女性によると、「直接には言ってこないけど、普通にふすまを開けたり閉めたり足音がしたりすると、下からドンドンと突き上げてくるんです。テレビの音をものすごく大きくしたり」
それが毎日毎日、朝から夜まで続いた。ドンドン響くから地震が来たのかとびっくりしたこともあったという。
いやがらせは次第にエスカレートし、尿の臭いが始まった。被害女性はこう話す。「最初は集合ポストの中に紙に尿を湿らせたものをずっと入れられていました。郵便物が濡れるので玄関に運んで来てくださいという貼り紙をすると、玄関ドアの郵便受けに変わったんです」「初めは動物かと思っていたんです。掃除しても掃除しても臭いがすごくて、染みついてドアがさびて閉まらなくなりました」
男と話したこともあったが、「自分のところもやられている」といっていたという。
だが、耐えかねて管理会社に報告し、今年の5月には防犯カメラが設置された。直後はなくなったが、1週間後にまた始まった。防犯カメラに犯行は写っていたが、タオルを顔にグルグル巻いて特定できないようにしていた。警察官がパトロールしていたところ、14日午前3時ごろ、尿の入った水鉄砲を連射しているのを見つけ逮捕した。