司会の小倉智昭が「やりました、なでしこジャパン。グループステージで1位通過を決めました」と、拍手、拍手。カナダで行われているサッカー女子W杯予選C組最終戦で、日本はエクアドルを1-0で破り首位で決勝トーナメントへ進んだ。1位通過だと強豪のドイツ、アメリカとは決勝までぶつからない。まずはもくろみ通りとなった。
開始5分に宮間・大儀見の1点だけ。追加点取れず
小倉は「対戦相手のエクアドルはスイスとカメルーンに16点も取られてるんで日本圧勝といわれてましたが、1点しか入りませんでした。いいんです、省エネで」なんていう。しかし、試合は省エネどころではなかった。
開始わずか5分で、宮間あやの正確なクロスから大儀見優季が決めた。小倉ならずとも大量得点を思い描いて不思議ではない。だが、追加点がとれない。攻撃を繰り返すのだがゴールを捉えられない。「とくダネ!」も「なんとか勝ったものの、決勝トーナメントに向け課題を残した」と苦言を呈さざるを得なかった。
小倉は「何とか勝ったものの」に文句をつける。「余裕を持って勝ったと、なんで言わないの」
ただ、試合後の選手たちは明るい笑顔だった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト