野村修也弁護士「不正使用食い止めない通信業者に責任」
身に覚えがない通話に料金を支払う責任はあるのか。コメンテーターの野村修也(中央大法科大学院教授・弁護士)は「通信業者はIDやパスワードが盗まれたことに注目して料金の請求を考えているようです。盗まれた個人が悪いんだということですが、よく考えてみると、不正利用が多発していることは通信業者も知っている。それを早い段階で止めることができない業者に責任がないのかが今後は問題になってくると思います。今は利用者が悪いとなっているが、通信業者の対策の不備をどう考えるか必要でしょう」
とりあえず個人の防衛策としては、国際通話を遮断するとか、IDやパスワードを複雑にするしか方法はないようだ。
文
モンブラン