酒鬼薔薇聖斗の手記「絶歌」印税どうなる?米国では被害者に提供

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オーストラリア政府は法律を改正して印税を寄付

   ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)「アメリカでは過去の犯罪者がこうしたメモワールの類いを出して得た利益は被害者に返すという考えになっています」

   過去に例はいくらでもある。1969年の連続殺人のチャールズ・マンソンは「生きている最も危険な男」。69年に詐欺などに問われたフランク・アバグネイルは「Catch Me If You Can」を出して53万部を売り上げた。デカプリオ主演で同名の映画(02年)にもなり、舞台(11年)にもなった。

   80年代に強盗・殺人などを犯したマーク・リードは「チョッパー、獄中から」が10万部。ただ、オーストラリア政府は法律を改正して、 印税を寄付させている。

   小倉「元少年は30過ぎてる。自分の責任で本を書くんであれば、実名で書けばいい」

   この点については、紀藤正樹弁護士がブログに「少年時代の犯罪で、将来の更生のために与えられていた『少年A』という『匿名』特権も許されることはないでしょう」と書いている。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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