遺族「悪いことをしたという気持ちないことわかった」と出版中止と回収要請
出版社は少年犯罪の背景に何があるのかを伝えたいと出版の意図をいうが、土師淳くん(当時11歳)の父、守さんは「以前からメディアに出すようなことはしてほしくないと伝えていましたが、完全に無視されてしまいました。なぜ、さらに私たちを苦しめるようなことをするのか、理解できません」と語る。また、「遺族に対して悪いことをしたという気持ちがないことが理解できました」として、出版中止と回収を求めている。
司会の小倉智昭「読んだんですが、決して後味のいいものではないです。おぞましい文章も出てきますから、父親としては気持ちのいいものではないはずです」
出版は本人がもちかけたといい、手記は出版直前まで公表しなかった。印税は通常通りならば1200万円にはなるという。
小倉「本人は更生しているのだが、犯罪そのものを書いて対価を受け取るのは納得いかないという人も多いと思いますね」
山崎秀鴎(書家)「遺族をさらに深く傷つけている。あってはならないことでしょう」
宋美玄(産婦人科医)「編集者として、遺族の了解を得るのは最低限の仕事じゃないか」
小倉「そうしたら出版はまずダメになる。犯罪に関する本はいくらもあるが、問われるのはモラルですかね。ただ、なぜ少年が犯罪を犯したかの研究には意味があるでしょうね」
菊川怜キャスター「それなら金銭を生まないような方法もある」
別に印税が入ってもいいじゃないかとも思うが、初版でいまどき10万部は異常だなぁ。金儲けになっちゃう。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト