東京都中央区の32階建て高層マンションで、ペットボトルが落下する事件が続いている。つい先日(2015年6月)も、マンション前の路上に2リットルの水入りペットボトルが4本落下した。1、2本は犬を散歩していた女性の近くに、3本目はベビーカーを押していた妊婦の肩に当たり軽いけがをした。子どもは無事だったが、危ないところだった。
3月頃からほかにも瀬戸物や花瓶
レポーターの阿部祐二が業者に協力を得て、クレーン車でペットボトルの落下の衝撃について検証した。ちょうどマンション10階相当の高さの30メートルから2リットル入りを投げ落とすと、グシャーッとした衝撃音がして一瞬に破裂した。
このマンションでは今年3月からペットボトルや瀬戸物、花瓶が落下する事件が相次いでいる。落下物は真下ではなく、植え込みを超えた15メートル先の通学路のあたりに集中している。自然に落ちたのではなく、意図的に投げ落としたとみられる。
大阪では殺人未遂で女逮捕
コメンテーターの上念司(経済評論家)「偶然、おととい、同じマンションの人と飲んだんです。前から問題になっていて、物を投げないようにしてくださいと掲示板に出したのに、またこういうことがあったといっていました。当たりどころが悪いと亡くなってしまう。いたずらとしたら絶対やめてください」
阿部「ペットボトルが落ちた2回目のときも昼間なんです。いつ誰に当たるかわからない」
宮崎哲弥(評論家)「阿部さんの検証では、落としたのではなく、誰かをめがけて投げた可能性がありますね」
森圭介アナによると、2005年、大阪市でマンション27階から女が植木鉢の台を落とした。通行人のすぐそばに落ち、けがはなかったが殺人未遂容疑で逮捕されたという。
司会の加藤浩次「今回のケースと同じ可能性が高いという気がしますね」